TJO × MIX
TJO × RASMUS FABER[LIVE]
TJO × DEAN FUJIOKA 3/29 15:00 Radio Achive Open
TALK WITH RASMUS FABER

02/22 mon
21:00-22:00

with EMPORIO ARMANI

ヒップホップシーンを席巻するSKY-HI。その多様な音楽性のルーツと、創作活動のエネルギー源とは

今回登場するのは、SKY-HI(AAA日高光啓)。国民的人気を誇るパフォーマンスグループAAAのメンバーとして活躍する傍ら、10代の頃からソロラッパー・SKY-HIとして、MCバトルやクラブイベントなどリアルなヒップホップシーンに身を置き、マイク1本で自身のスキルを磨いてきた。ラップだけではなくトラック・メイクも手掛け、ライブでは16人編成のバンドを引き連れたパフォーマンスを構成するなど、マルチな才能で独自の世界を切り開いているSKY-HI。今回は、かねてより交流があるというTJOに、そのルーツや音楽に対する想い、今後の展望を、彼が綴るリリックのように嘘のない言葉で語ってくれた。

2016年に発売した2ndアルバム「カタルシス」がオリコン5位を獲得するなど、いまや日本を代表するヒップホップアーティストの一人でもあり、AAAとしての顔も持ち多忙を極める彼だが、その原動力はいったい何か。

「原動力というものは特にないというか……。僕にとって音楽は、食事や睡眠と同じものという感覚なんです。『音楽を作らずにはいられない』という初期衝動がずっと自分のなかにあって、今ではそれが当たり前のものになっています。だから、つい先日、喉の手術で音楽制作を休まなければならなかったときにはちょっと情緒不安定になりました。その分、休養が終わって音楽をまた始められたときの喜びも大きかったです

SKY-HIの音楽性は圧倒的に高い。そして独特だ。テーマを掲げ緻密に構築されたリリックと、個性的かつ伝わりやすいフロウ。ジャンルレスなサウンドとキャッチーなメロディ。そのルーツを尋ねてみた。

「18歳の頃から通っている渋谷のclub bar FAMILYでのイベントの影響は大きかったですね。ハードコア・テクノあり、ファンクありと、カオスだったんですけど、ひとつだけ確かなのは出ているDJがみんな自分がかけている音楽を好きだということ。僕も、先にジャンルにとらわれるのではなくて“今、自分の内側から何が出てくるのか”ということを大事にしたいと考えるようになりました」

最新作「クロノグラフ」(5月11日に発売した6枚目のニューシングル)には“別れ”というネガティヴな要素をポジティヴなものに捉えようという別れを愛するメッセージが込められている。

「人生のなかで“別れ”という“点”は大きなものですよね。過去と未来をつなぐ間で、好きな人やものがその“点”をこえたらいなくなってしまうのだから。でも、過去の“一緒にいた時間”をちゃんと愛せるものとして未来につなげるためにはその“点”まで愛さないとな、と思ったんです

こんな風にSKY-HIがポジティヴでいられるエネルギーの源のひとつは「自分の作品のクオリティーには自負があるからもっと多くの人に届けたい・広げたいという思い。」 だという。

「色んな地方に行って実際に自分の音楽を買ってくれている人やツアーに足を運んでくれている人の顔を見ると、自分が作った曲の向こう側にある景色が見えてくるんです。そうすると、それに値するものを作り続けようって思えるんですよね。だから今年の秋はなるべく多くの地方を回りたくて、キャパの小さめなライブハウスを巡る19箇所20公演のツアーをします。まだ行くことができてない場所にいる人達にも、『僕はちゃんと君たちのことを感じてますよ』ということを、曲を届けることで証明したい」

ファッショニスタでもあるSKY-HI。「ステージ衣装は“向かい合うためにこれでいく”という想いを込めた、鎧でもあるし、剣でもある。ここだっていうときにはネクタイを締めたいし、ジャケットスタイルが好きですね。だけどセットアップで足元だけスニーカーにするとか、ジャケットにカットソーを合わせるなど、ちょっと“外し”を入れるのが好きかも」。この日着用したエンポリオ アルマーニのジャケットは「しっかりしてるのに軽い。サラッと着られるけどカチッとするから、“外し”と“勝負”が両方込められる」ところがポイントだという。

最後に、SNSやブログのフォロワー数が多くパワーインフルエンサーでもある彼に何か秘訣があるのかと尋ねると、至ってシンプルな答えが返ってきた。
「自分が決めていることは2つで、いちばん大事なのは嘘をつかないこと。2つ目はフォロワー数が減ることを気にしないこと。嘘はつかないけど、媚びない。その方がなんかいいんじゃないかな」

今年の秋に控える全国ツアー(SKY-HI LIVE HOUSE TOUR2016 ~Round A Ground~)は各地でゲストを迎える対バン形式で、全国を巡るという。SKY-HIはこれからも人との出会いやつながりを通じて、より強く魅力を増していく音楽を届け続けてくれることだろう。

#Editor’s note
SKY-HIの明るく自然体な人柄もあり、収録は終始和やかで楽しい雰囲気だった。
「人気グループAAAのメンバーであり、かつ精力的にラッパー/シンガーとしても活躍しているSKY-HI氏は、自分とは別次元で活躍している方だという認識がありました。でも今回、改めてじっくり話を聞いたところ、自ら『人が好き』と評する性格や、将来に向けてのビジョン、また音楽に対する価値観と向かい方に、とても共感する部分がありました。いい意味で“等身大な姿”が垣間見え、一気に距離が近くなったように感じました」 収録後、MCを務めるTJOはそう語った。
「もちろん音楽に対するストイックな姿勢や、自分には到底追いつけないもの凄いスピード感など、勉強になることも多くとても刺激を受けました」(TJO)
クラブシーンという共通のフィールドを持ちつつそれぞれ互いの分野で活躍しているふたりの会話は共鳴し合い、私達リスナーにとっても興味深く心動かされる言葉が多く飛び出したインタビューだったように思う。

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